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リストカット、摂食障害、、娘との体験記(全5回)

お金の問題についてのご相談

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ひきこもりの方へお金を渡した方がいいのか、渡さない方がいいのか、悩んでいる親御さんからご相談されることが多くあります。

 

食事は家のものを食べているし、働いていないのだからお金は渡す必要がない!と言い切るお父さんがいらしたり、毎月定額渡しているけれど、このままでいいのか悩んでいるという親御さんがいらしたり、時々お財布からお金を盗まれているような気がして困っていますというご相談まで、お金の問題は多岐に渡っての内容です。

 

ひきこもりのご本人と話し合いができればいいのですが、ほとんどの場合は、残念ながら会話ができない関係になってしまっています。

 

ある当事者の30代の青年は、

「何年も外に出ていない自分に、親は働け、働けとしか言わない。ハローワーク行くのに電車賃だってかかるし、外にでればちょっとしたお金もかかるのに、ハローワーク行ったのか?って聞く。手持ちのお金がないのに、どうやってハローワーク行くことができるのか親達に聞きたい!」

という思いがあって、ひきこもりの家族会に参加してくれました。

 

この青年の言う通り手持ち金ゼロでは、なにも行動できないですよね。

だからといって、もの何年も何十年もひきこもっていて、しばらく親との会話もない状態だと本人がなにを考えているのか分らないので、お金を渡した方がいいのか、渡さない方がいいのか親御さんは迷うと思います。

 

今現在お金を渡している方々は、いつまで渡し続ければいいのか悩んでいる方もいます。

若い内はいいのですが、親御さんも年を重ね、年金暮らしになるあたりから、お金の悩みは大きくなっていきます。

 

お金を渡すメリット、デメリット

お金を渡さないメリット、デメリットは、各ご家庭それぞれ違います。

 

それぞれ違う家庭の事情があるので、親御さんがメリット、デメリットをご自分のご家庭の事情に合わせて、考える必要があると思います。

 

そして、最も大切な事は、お金を渡す、渡さないの問題よりも、その行動に対して親御さん自身が納得の上で決めて行くことだと思います。

 

親だからの犠牲的精神や被害者意識の中で決めても、ご本人とよりよい関係は築いていけません。

 

親と子という関係からちょっと離れて、人と人が支え合っていく、または、敢えて距離と取ることを意識していただきたいと思います。

 

 

 

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