不登校、ひきこもりのお子さんお持ちの親御さんへ③回復の段階2

現実にどっぷり入り込んでしまうことで、視野が狭くなり、
真っ暗な中をぐるぐる回って、どんどん心が心配と不安に
押しつぶされてしまいます。
心の中が心配と不安でいっぱいになって、心配が心配を
呼び、不安が不安を呼び、現実に起こっていること全てが
心配と不安の気持ちでしか見れなくなってしまう。
そんな時は、外在化なんて言葉もあるように、一度客観的に
今起こっていることを外に出して、俯瞰して見ることが大切です。
【回復の段階】
第1段階
混乱期・・・・頭痛、腹痛、食事や睡眠の乱れ、今までと違ったことが起こってきます
ここで必要なこと・・・・休息、安心の場の提供
第2段階
補充期・・・・笑顔が戻ってきたり、挨拶を返してくれたり、感情(喜怒哀楽)で出てきたりします
ここで必要なこと・・・・エネルギーをためられる環境
第3段階
準備期・・・・生活リズムが戻ってきたり、会話ができるようになったり、趣味を見つけたり、手伝いをしてくれたり、家族旅行も行けるようになったりします
ここで必要なこと・・・・本人ペースで少しずつ行動できる環境
第4段階
回復期1・・・・バイトに行く、ボランティアに参加する、サードプレイスを見つける、支援に繋がる
回復期2・・・・自分なりの人生を歩きはじめる、就労や学校に行く
ここで必要なこと・・・・ジャッジをしない環境つくり、全てがOKな環境
次回は親御さんやご家族がこの回復の段階で具体的にできる
ことをお伝えしたいと思います。
お付き合いいただけたら嬉しいです。