講演回数800回以上。ひきこもり、リストカット、摂食障害、発達障害、不登校、認知症、家族支援

リストカット、摂食障害、、娘との体験記(全5回)

『ついつい言ってしまう言葉』

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「将来どうなるか心配で、心配で・・・・このままでいいわけないよね。自分のことなんだからわかってるでしょう、この先どうするつもりなの・・・」

 

「私が若い頃なんて、少しもじっとしてなんかいられなかった、やりたいことがいっぱいあって、夢もいっぱいあって、若いのになんでひきこもってなんかいられるの!」

 

「将来どうするとかって、自分なりの計画があるでしょう。教えてくれない?これ以上私たち親に迷惑かけられるのも嫌だし、親がいなくなった後、兄弟にだって迷惑かけてほしくないのよ!」

 

「ひまなんだから、自分の食べたお皿ぐらい洗ってよ!」

 

「このままだとダメだよね、わかってるでしょう、どうするの・・・」

 

「あなたの為に言ってるのに、なんで自分から何かしようって思わないのよ。このままじゃ、何も変わらないまま、時間だけが経っちゃうでしょう。わかってるの!?」

 

「なにその言い方・・・うちがこんな風になったのも、みんなあなたのせいじゃない・・・」

 

「本当になにを考えているのよ・・・・全く理解できない・・・・若いのに時間がもったいないって思わないの?いろんな事できるの、今しかないないじゃない」

 

「なんとかする、なんとかする」って言って、何年経ってると思っているのよ。結局なんにもしないで・・・・いったいどうするつもりなのよ!」

 

「自分の気持ちぐらい自分で言えないでどうするのよ・・・そんなんで社会でやっていけるはずないでしょう!」

 

 

ついつい言ってしまいがちな言葉を集めてみました。

この言葉ってどんな時に出てしまうのでしょう。

 

親御さんがイライラしていたり、不安になった時にいつもは言わないようにしている言葉を言ってしまった経験ありませんか?

 

『待つ事が大切』だって本にも書いてあったし、家族会でも言われたから、余計な一言言わないようにしよう、本人に任せるようにしよう、って思っていても、言ってしまう事ありますよね。

 

親御さんに余裕がないとイライラしたり、不安になったりします。

 

そんな時は是非自分と対話してみてください。

 

「どうしてそんなにイライラしているの?頑張りすぎてない?疲れてない?」

 

「いろんな事考えると不安になるよね。わかる、わかる、たいへんだよね」

 

なんて感じで、心の中にもうひとりの自分を作り上げて、自分ともうひとりの自分と対話してみる。

 

もうひとりの自分に自分の絶対の味方になってもらう。もうひとりの自分に話し相手になってもらう。

 

もうひとりの自分はあなたを否定も批判もしません、すべて受け入れてくれます。

 

いつも一緒にいてくれます。

 

いつでもあなたが必要だと思った時に登場してくれます。

 

すごいでしょう。

 

お金も掛からないし、時間も掛からないですぐ来てくれます。

 

もうひとりの自分と対話して、少し冷静になったら、

ひとつ考えてほしいことがあります。

 

あなたが伝えようとしているその言葉は

「心配」からの言葉ですか?

「信頼」からの言葉ですか?

 

親の心配の気持ちは、子どもの心に不安を生みます。

親の信頼の気持ちは、子どもの心に安心と可能性を生み出します。

 

 

 

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