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リストカット、摂食障害、、娘との体験記(全5回)

【ご相談】 旅行に行く?行かない?

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【ご相談】

摂食障害の25歳の同居の娘(長女)がいます。

この度ひとり暮らしの次女が旅行に行こうと誘ってくれました。

旅行に行こうか迷っています。私が旅行に行くことで、長女は不安を感じているようで、過食嘔吐がひどくなっているようです。折角次女が誘ってくれたので、行きたい気持ちもあるのですが、長女を残して行くのも心配です。

 

旅行に行くことで娘さんは不安になり、摂食障害の症状がひどくなる可能性はあると思いますが、では、もし行かなければどうなるのでしょう。

自分のせいでお母さんが旅行に行けなかったと自分を責めてしまい、過食嘔吐がひどくなる可能性が出てきます。

旅行に行っても、行かなくてもそれぞれにリスクがあります。

そこで大切なのはお母さんの気持ちです。

ご自分がどうしたいのかだと思います。

 

旅行に行く事で、お互いに距離を取ることができます。

身体的な距離と心の距離、旅行に行く事で共依存の関係を見直す機会にしていくこともできると思います。

 

美味しいものも食べられますし、自然に触れることもできるかもしれません。

美味しいものや雄大な自然に触れる事で新しい発想が生まれるかもしれません。

それとは逆に、長女さんの事が心配で、心配で、美味しいお料理も大自然も楽しめないかもしれません。

私も同じ様な経験があります。

 

もう15年前位の事ですが、夫婦でベトナムとカンボジアへ旅行へ行った時、娘ふたりは摂食障害のど真ん中でした。行っていいのか、行かない方がいいのか、朝家をでる寸前まで迷っていましたが、私の場合は「行く」事にしました。

 

あの当時はまだ今ほどSNSも発達していなくて、レンタルの国際電話用の携帯電話を空港で借りていきましたが、緊急の時意外は使わないと言う感じでした。

 

緊急用という事でしたので、ベトナムとカンボジアにいる間は日本から電話は掛かってきませんでしたが、実は日本では緊急事態が起こっていました。

娘達にとっては、私が旅行に行ってよかったのかどうかはわかりませんが、私にとってはベトナムとカンボジアの旅行は今でも行ってよかったと思っています。

 

いろいろな価値観があるという事を教えてくれたのが、ベトナムとカンボジアの旅行でした。

いろいろな生活があると教えてくれたのが、ベトナムとカンボジアの旅行でした。

人が生きていく中で、正解はないと教えてくれたのがベトナムとカンボジアの旅行でした。

 

正解はないのだと思います。

自分にとって、今起こっていることをどう捉えてどう決めていくかが大切なのだと思います。

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