不登校、ひきこもりのお子さんをお持ちの親御さんへ⑰【「約束を守らない」について】
「ゲームは〇〇時間だけって決めたのに、なんで守らないの」
「自分で食べた食器は、自分で洗うって約束したのになんで洗わないの」
「約束したのに守らない」ことで、親御さんはイライラしちゃいますね。
ここでちょっと冷静になってみましょう。
約束はどんな感じで決めましたか?
ご本人が納得した上で決めましたか?
約束事はお互い意見が違うもの同士の折り合いの付け方の練習の場です。
これって、社会に出たときに、とっても大切なスキルになります。
スキルを身につけるには、お互いの意見を出し合って、どこがお互いの妥協点か話し合っていただけるといいかなぁ~って思います。
通常ですと、みなさんお忙しいと思いますが、今はコロナの影響でお家にいる時間もたくさんあります。
ぜひこの機会にじっくりお子さん達と、普段は忙しくてできないゆ~くりした会話をしてみてください。
ゆ~くりした会話、それは、じっくり時間をかけてお子さんの思いを聴いていくことです。
約束事は、約束したから守って当たり前の対応ではなかなかうまくいきませんね。
約束が守れたときには、たくさん褒めていますか?
約束を守ったときはスルーで、守らなかったときだけお子さんを責めていませんか?
約束が守れたときは、たくさんたくさん褒めてください。
約束が守れなかったときは、もう一度どこが無理だったのかの点検(話し合い)をしてみましょう。
点検(話し合い)をする際は、感情はなるべく抜きでお願いしますね。
感情が入ると、お子さんは責められてる感じ、話し合いにならなくなってしまいます。
次回は「伝わる会話」をお伝えします。
お付き合いいただければ嬉しいです。