不登校、ひきこもりのお子さんをお持ちの親御さんへ⑭「傷の治し方」
あの時あんなふうな怒り方をしてしまったから、
あの時あんなふうに甘やかしてしまったから、
だから、今我が子は学校に行けないのかもしれない。
今我が子は、部屋から出られないのかもしれない。
子育てには正解はないからこそ、我が子になにかあった時、親は自分を責めて、あ~すればよかったのかも、こうすればよかったのかもと悩んでしまいますね。
不登校になったのも、ひきこもりのなったのも、育て方に問題があったわけではないと思います。
生まれた時から一緒なので、影響はあったとは思いますが、育て方が全ての原因ではありません。
さまざまな要素がそこにはあります。
さまざまな要素が絡まって、たくさんの傷が心の中にあります。
その傷のひとつひとつに絆創膏を貼っていきましょう。
ご本人を「褒める」「認める」ことが、傷を癒やすことに繋がります。
本当はたくさんご本人を「褒めてください」と言いたいのですが、正直難しいですよね。
全くの隙を与えず自分の良さを見せない方々ですので、「褒める」言葉を伝えるのはたいへんだと思います。
例えば
「ありがとう」
「助かった~」
「教えてくれてありがとう」
「そうなの、すごいねぇ~」
「それいいねぇ、素敵じゃない」
などなど、たくさんのプラスの言葉で声かけしていきましょう。
短い言葉でいいのでプラスの言葉を伝えていきましょう。
「いいね!」
「グ~!」
でも十分絆創膏になります。
親御さん自身もご自分に
「いいね!」の言葉
「よくやってるよ!」の言葉
「頑張ってるね!」の言葉
贈ってくださいね。
次回は【回復の段階】の回復期に
親御さんが心がけたいことをお伝えします。
お付き合いいただけたら嬉しいです。