講演回数800回以上。ひきこもり、リストカット、摂食障害、発達障害、不登校、認知症、家族支援の専門家

リストカット、摂食障害、、娘との体験記(全5回)

『なにもしない勇気』

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お子さんが不登校になったり、ひきこもったりすると、親としてもっとやるべきことがあるのではないかと思う方が多くいらっしゃいます。

家族会や個別のご相談の場でも、親として今よりもっとやるべき事はなにかと質問される方が多くいらっしゃいます。

そのように思う方や質問される方は、すでにもう充分やっている、どちらかというと「やり過ぎ」傾向にあると感じています。

「やり過ぎ」つまり関わりすぎてしまっている状態だと感じることがあります。

なぜ「やり過ぎ」てしまうのでしょう。

子どもの将来が不安だからと思う方もいらっしゃるでしょう。

身内からこのままでいいのかと言われてしまう方もいらっしゃるでしょう。

おひとりおひとり事情はさまざまあると思います。

ですが、一度今のお子さんとの関わりを見直してみてもいいのではないでしょうか。

もっとやるべきことがあるのでは、の足し算の考え方から、やり過ぎ、関わりすぎかもしれないから、手だし、口出しを控えてみるの引き算の考え方に変えてみる。

私は子どもが3人います。

3人の子ども達と関わっていく中で、ある時に自分の時間を大切にしようと思いました。

最初は母親なのだから自分の時間なんて持ってはいけないと思っていました。

今思えば自分がカスカスの状態で子育てしいたのだと思います。

子ども達の不登校、ひきこもり、摂食障害に直面にて、私がカスカスの状態では、笑顔ひとつ子どもに向けてあげられないと思いました。

子どもに向き合う前に、自分を満たすことの重要性に気がつきました。

私は聖母マリアではないので、自分が満たされていないのに、子ども達の悩みや葛藤などマイナスな感情に付き合ってはいけませんでした。

自分の時間を大切にすること、自分の時間の日常生活の中で確保するを意識するようになると、自分にベクトルが向いてきました。

自分にベクトルが向く、つまり自分に関心が出てきたのです。

あら、私こんなことにワクワクするのね、とか、私こんなものが好きだったのねとか、お母さんでいる私ではなくて、私一個人としての感情を感じることができるようになりました。

私個人に関心が出てくると自然と子ども達のことを俯瞰してみられるようになってきました。

なにかあるとすぐに手出し口出ししていた私が、ちょっと待ってみようと思うようになったのです。

なにかあるとすぐに手出し口出ししていた私が、ちょっと待ってみようと思うようになれた「なにもしない勇気」が持てたのは、意外にも私時間の大切にしたことでした。

一日のうちで5分でも10分でもいいので、自分の時間を作ること、オススメです。

好きなアーティストの絵画を見たり、曲を聴いたり、ゆっくりお風呂に入ったり、「今は私の時間!!」と自分に宣言すると更に効果的です。

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