講演回数800回以上。ひきこもり、リストカット、摂食障害、発達障害、不登校、認知症、家族支援

リストカット、摂食障害、、娘との体験記(全5回)

不登校、ひきこもりのお子さんお持ちの親御さんへ⑤補充期

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【回復の段階】は、私が14年間活動してきて得た
知識やスキル、専門知識を活かして作成したメソッド
です。

親御さんやご家族が日常具体的にできることをお伝えします。

【回復の段階】
第2段階
補充期・・・・笑顔が戻ってきたり、挨拶を返してくれたり、
感情(喜怒哀楽)で出てきたりします。

今まで部屋でひとり寂しそうにしていた子が、テレビや
YOUTUBEの動画をみて笑ってくれると、嬉しくなりますね。

感情が動き出す時期です。
今まで溜めていた感情が、外に出てきます。

こんなに元気なら学校や職場に行けるでしょう、
なんて思って、イラッとしたりする時期でもあります。

イラッとする上に、ぶつかってくる時期でもあるので、
親子の衝突が続く時期です。

音階もドレミのドからはじまるように、感情も喜怒哀楽の
「怒(ど)」から発信します。

「喜」や「楽」からスタートだと、お付き合いする親は、気が
楽なんですがね。

本当は「喜怒哀楽」同時に動きはじめているのだと思います。
が、親御さんが気にするのが、「怒」。

「怒」は、「親のせい」という言葉で表現されることが多いです。

「こんな風になったのは、お母さんの育て方が悪かったからだ!」
「あの時、お母さんが〇〇してくれなかったから、今こんな状態に
なってしまったんだ!」

「親のせい」「世の中のせい」「友達のせい」の言葉が、たくさん
出てきます。

この時期のワンポイントは、
会話は全てYESです。
ただただ聴いてください。
アドバイスは控えて、ただただ聴くに徹することが重要です。

「〇〇のせい」にしながら、吐き出し作業をしています。
事実か事実でないかは、重要ではありません。
正しい、正しくないは、重要ではありません。

心の膿を出しているのです。

ご本人の感情が動き出した大切な時期です。
どんな感情もご本人の大切な思いです。
できる範囲でお付き合いください。

次回は、ご家族、特にお母さんが一番きつい時期である、
「第2段階 補充期」の乗り越え方をお伝えしたいと思います。
お付き合いいただけたら嬉しいです。

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