講演回数800回以上。ひきこもり、リストカット、摂食障害、発達障害、不登校、認知症、家族支援

リストカット、摂食障害、、娘との体験記(全5回)

不登校、ひきこもりのお子さんお持ちの親御さんへ⑥補充期の乗り越え方

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補充期の乗り越え方

【回復の段階】は、私が14年間活動したきて得た
知識やスキル、専門知識を活かして作成した
メソッドです。

親御さんやご家族が日常具体的にできることを
お伝えしています。

前回は、【回復の段階】での、
第一段階混乱期について、お伝えしました。

今回は、【回復の段階】での、第2段階
補充期の乗り越え方についてお伝えします。

感情が動き出す時期です。
今まで溜めていた感情が、外に出てきます。

親自身イラッくる場面も多くなり、
ご本人自身も感情が動き出したことに戸惑い、
親子での衝突が続く時期です。

ご家族、特にお母さんが一番きつい時期です。
特に

「こんな風になったのは、お母さんの育て方が
悪かったからだ!」
「あの時、お母さんが〇〇してくれなかったから、
今こんな状態になってしまったんだ!」

なんて言葉は、お母さんの子育てに対する
罪悪感を刺激します。

時に、
「幼稚園の時、ウインナーをタコさんの形にしてって
言ったのになんでタコさんの形じゃなかったんだよ!」

なんて、もうとっくの昔の話で、覚えていない、
どうでもいいようなことで責めて来たります。

お母さんは、子育ての罪悪感と、
むなしさからの自身への無価値感に襲われます。

自分の子育ての仕方が悪かったんじゃないか、
もっとこうしていれば良かったんじゃないか、

自身を追い詰める思いは頭の中でぐるぐる回って
行き場のない暗黒へと入っていってしまいます。

この一見暴言ともとれる時期は、

率直にいって、

避けられません。

ここは避けて通れません。

「おー感情が出てきたぞー!」ぐらいの気持ちで
ご本人に向き合っていただけるといいのですが・・・。

この時期のワンポイントは、
この時期こそ、会話は全てYESです。

ただただ聴くに徹することがベストですが、
私達親も「人間」です。

辛いときは、離れましょう。

逃げるのではありませんよ~。
離れるです。

ご本人の感情が動き出した大切な時期です。
大切な時期だからこそ、
ご家族や親御さんの思いも
大切です。
全てを背負う必要はありません。

次回は、「離れるメリット」をお伝えしたいと思います。

お付き合いいただけたら嬉しいです。

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