不登校、ひきこもりのお子さんをお持ちの親御さんへ⑲

不登校問題を考える東葛の会『ひだまり』ニュース4月号に、私のブログ「不登校、ひきこもりのお子さんをお持ちの親御さんへ」を掲載していただきました。
有難いことに読んだいただいた方々から好評との声を頂き、5月号の記事もご依頼いただきました。
21日にはフェイスブックライブSPP対談を澤登和夫さん(さわとん)と開催しました。
ご興味ある方
https://www.facebook.com/sawaton/videos/2835593809809538/
で視聴できると思います。
(はじめてのライブでしたので、私の声が小さくて聞きづらいなどあるかと思います。すみません。)
『ひだまり』ニュース5月号と、さわとんとのライブでも実施しましたロールプレーをご紹介します。
親子の会話(ゲーム編)
ブロッキング
母 「いつまでゲームやってるの!」
子 「・・・・」
母 「毎日毎日ゲームばっかり!ちょっとは勉強したら。」
子 「・・・・」
母 「ちょっと、聞いてるの?」
子 「・・・・」
母 「返事ぐらいしなさい!」
子 「あ~うるさいな!」
母 「ねぇ、ゲームやっていい時間決めたよね、分ってる!?」
子 「・・・・」
母 「ゲームばかりやるなら、もうゲームやらせないからね!朝も起きないで、ゲームばっかりして!!
学校行ってないんだから、せめて家で勉強ぐらいしなさいよ!」
子 「うるさいなぁ~、いいところだったのに!!」
母 「うるさいって何言ってんのよ。あなたの為に言ってるんじゃない!」
子 「うるさいなぁ~もう~。あっちいって!」
ペイシング(家庭内傾聴の会話)
母 「ゲームどう?進んでる?」
子 「まぁね。」
母 「ママはゲームやらないから分らないんだけど、ゲームっておもしろいの?」
子 「おもしろいに決まってるよ。だから今日はここまでって思ってもなかなかやめられない。」
母 「そうなんだ、なかなかやめられないのね。」
子 「まぁね、その日その日でゲームの進み具合って違うからさ。」
母 「うん、なるほど。夢中になると時間てすぐ過ぎちゃうものね。」
子 「そうなんだよ、あっという間だよ。」
母 「ところでどんなゲームやってるの?」
子 「ん~とね、闘うゲームが好きな友達多いんだけど、自分はどっちかって言うと、キャラクターがいっぱい出てきて、みんなで協力して悪を倒すみたいなストーリー性のあるのが好きだな。」
母 「ストーリー性のあるもの?」
子 「話の中に友情みたいのがあったり、ほんわかした感じのゲームがいいなって思う。それにさぁ~やっぱり、勉強してるよりゲームしてる方が楽しいしね。現実逃避できるしね」
母 「現実逃避?」
子 「ゲームやってる間はゲームの事で頭いっぱい、自由だし、なんにでもなれる、敵もやっつけられるほど強くなれるし。」
母 「そう、自由になれるし、強くもなれるのね」
子 「そうだよ、なりたい自分になれるよ」
母 「そうか~ゲームやってる間はなりたい自分になれるんだね。」
子 「そう、そう、だからなかなかやめられない。」
母 「なるほどね。」
子 「ゲームがおもしろいのは、キャラクターばかりじゃなくてさ、実際に地球上にある場所も出てくるんだよ。イタリアのローマとかアメリカとか。行ってみたくなるんだ。」
母 「すごい、ゲームで世界一周している感じになるのね。」
子 「ゲームでいろんな地名とかも覚えたんだよ。」
母 「あら、すごい!」
子 「自分で新しいキャラクター考えたりしてると、ワクワクしちゃうんだよね。新しいキャラクターをどこの場所で登場させようかとか想像すると楽しくて、楽しくて。」
母 「そっか~、じゃぁ、その新しく考えたキャラクターの話し教えてくれない?」
子 「いいよ~。」
コロナで外出を自粛しているこの時期だからこそ、たくさん自分を表現できるチャンスを作ってみてください。
ゲームやアニメなど、ご本人が興味を持っていることを話題にすると、たくさんご本人の思いを表現してくれます。
日本中が学校に行っていない状態です。
気を楽にボチボチいきましょう。