『俯瞰して見る』
WRITER
先日地震がありましたね。
みなさんどう行動しましたか?
地震の時、冷静さが命を守ることに繋がると私は思います。
不登校、ひきこもりになった我が子に接する時も同じ様にある程度の冷静さは大切です。
今の我が子を俯瞰して見る。
何ができているのか。
何にこだわりを持っているのか。
何が好きなのか。
何を大切に感じているのか。
何を得意としているのか。
何が嫌だと感じるのか。
何が苦手なのか。
心の中に、いろいろな感情が絡まった毛糸のようになっていると想像してください。
その絡まった毛糸を、日々の対話の中で少しずつほどいていく事をする事で、ご本人の心の奥深く沈んでいた気持ちが見えてきます。
不登校やひきこもりになった今の状態のヒントは、日々の対話の中にあります。
対話と会話の違いについて、私が参加している「対話の会」で最近よく話題になります。
人それぞれ対話と会話の違いの定義はあると思います。
正解はないかな、と思います。
私的には、会話は、私達女性がランチでおしゃべりしてるイメージ。
または、飲み会でわいわいがやがや楽しくしゃべっているイメージ。
話の内容は後になって覚えていないけいど、楽しくて1,2時間あっと言う間に過ぎてしまったり、自分がほしいと思う情報を得たり、(例えば好きなブランドのバーゲン予定とか美味しいパスタのお店とか)が会話のイメージです。
目的なくただただ楽しいのが会話。
対話は、言葉のキャッチボールが基本のイメージ。
そこには「話し手」と「聴き手」が存在しています。
「話し手」と「聴き手」は時に入れ替わったりしながら、話が進んでいくイメージです。
「話し手」にとっても、
「聴き手」にとっても、
気づきがあるのが対話のイメージ。
ご家庭の中で、この会話と対話の違いを意識してお子さんとおしゃべりをしていただきたいと思っています。
会話は、お子さんのとおしゃべりをたくさん、たくさん楽しんでください。
対話の時は、どんな話してあっても、いい悪いのジャッジしない事。
お子さんのエンパワメント(自助力)を信じる事。
など気をつけて対話をしてみてください。
親が理解できない困った事は、お子さんの心の叫びです。
お子さんの心の叫びを心の通じる対話で話しを聴いていきましょう。
地球は太陽から適当な光と熱を受けています。
太陽との距離が近すぎると熱すぎて、私達は生きていけません。
太陽との距離が遠すぎると、光や熱が届かないで、私達は生きていけません。
適度な距離を保つ為には「俯瞰して見る」心が大切だと思います。